組合はあなたの一歩から始まります
人々が集まって仲間を作るとき、そこには常に大きな力が生まれます。労働組合はこの大きな力を、労働者として働く人たちのために使おうとする団体です。働く人が組合に集まって一緒に声を上げれば、一人ではなし得ないことでもできるようになります。より働きやすい職場をともに作るために、労働組合へのあなたのご参加をお待ちしております。
組合に入ることで変わること
労働組合は一人一人の労働者にとっての働く上での重要な事項について使用者と交渉し、その実現を目指します。組合がある職場では、例えば次の事項について、組合がない職場よりも充実した労働条件を実現させることができます。

より良い賃金と福利厚生
賃上げや雇い止めの廃止といった労働契約に関する事項の他、育児中の労働者に対する待遇の改善等を実現させます。
より安全な就労環境
就業する上での死亡・疾病・怪我等のリスクを減らし、労働災害の生じない職場環境を実現させます。


より意見を伝えられる職場
使用者からの報復を恐れることなく、労働環境の改善や法令遵守の要求等が行える職場を実現させます。
組合はどのように活動しているのか?
労働組合は必ず民主主義的に運営されなければなりません。これは労働組合の最も重要な組織原則の一つです。
一部の組合幹部が独善的に組合を運用したり、使用者や政治政党が組合の活動を干渉したりすることがないように、組合の役員選挙や規約改正等には全ての組合員が平等に投票できたり、組合活動全般について全ての組合員が実質的かつ平等に参加できる権利が保障されています。



組合が行わないこと
・組合は非効率的な働き方を推進する団体ではありません。
使用者と労働者がそれぞれの役割に応じて働き、全体として高い成果を上げることは労働組合にとっても重要なことです。労働組合は全ての労働者がそれぞれの能力をより発揮して働ける環境を目指します。
・組合は職場を攻撃するための団体ではありません。
労働者の意見がより伝わりやすい職場では使用者が労働者の求めをより理解しやすくなります。組合が目指すのはこのように労使関係がより円滑な職場環境です。
・組合は組合員の活動なしには機能することができません。
組合員が集まることで労働組合は強くなります。しかし労働組合が民主主義的な組織である以上、組合員一人一人が組合の活動を自分自身の問題のように捉えて、より良いと信じる組合の在り方へ投票することなしには、組合は活動を行えません。