機関紙記事「2024年度定期大会が実施されました」(2024年8月号)

 北海道大学教職員組合の機関紙「ほくだい」に定期大会に関する記事を投稿しました。


 北海道大学教職員組合の2024年度定期大会が7月27日(土)14時よりオンラインで実施されて、全ての議案が可決されました。ご参加いただいた代議員の皆様と大会にご協力いただいたすべての組合員の皆様におかれましては、ご協力どうもありがとうございました。

●第1号議案 2023年度大会以降の運動の総括と2024年度の運動方針

 1号議案で「総論」「賃金」「宿舎廃止」「過重労働」「軍学共同研究」「雇止め」「前総長解任」「ハラスメント」「情報開示」「SDGs」についての1年間の取り組みを報告し、2号議案で「総論」「賃上げ」「ワークライフバランス」「宿舎廃止対応」「過半数代表・安全衛生委員会」「軍学共同研究」「雇止め」「ハラスメント」「情報開示」「地方キャンパス」「財政組織改革・組合員拡大」についての時期の取り組み方針が承認されました。

 議案に対する修正提案は、執行部からの追記修正以外はありませんでしたが、「北キャンパス再開発と外国人研究者向け宿舎」「ラピダスの防衛・原発産業への影響」「組合員拡大運動の春秋2回実施」等について意見が出され、次期執行委員会でも取り組むこととしました。また班活動費についても要望が出され、現在の支給水準を減らさずに、各班における日常的な班活動を支援する方針が確認されました。

●第2号・第3号議案 2023年度決算と2024年度予算

 2号議案では2023年度の決算が承認されました。また特に今年度は、昨年度の臨時大会で承認した「北海道労働委員会への不当労働行為救済申立て特別会計」の決算もあわせて承認されました。この特別会計では後日に全大教から争訟支援金の補充があることも確認されました。

 3号議案では2024年度の予算が決定されました。前期繰越金が昨年度予算よりも減少したことを受けた一部縮減予算である一方、前回大会から組合員拡大が好調だったことを受けた収入の増加が期待できることが報告されました。

●第4号・第5号・第6号議案:選管選出・退職者組合加入・規定改正

 4号議案で選挙管理委員3名を承認し、5号議案で退職者(書記局・大島氏)の組合加入を次年度についても承認しました。6号議案では、組合書記の定年年齢を65歳まで引き上げる規程改正を承認しました。

 大学・高等教育や北海道大学をめぐる情勢においては相変わらず問題が積算している一方で、本組合のここ数年間の情報収集や活動成果が着実に積み重ねられてきており、組合が次に取るべき方針・行動はむしろ明確になってきているように思えました。特に「宿舎問題」「ハラスメント」「雇止め」「情報開示」等、北海道大学の個別の事件・事例は一部が裁判等にまで発展しており、これらは過去の経緯を踏まえた活動を継続する必要があります。

 そしてこれらとあわせて、組合の財政組織状況の改善が喫緊の課題となりつつあります。財源としても人員源としても、組合の活動を支える全ての原資となる「組合員拡大」について、組合は引き続き全力で取り組む必要があります。大会の中でも、加入に前向きな潜在的な組合員は想像よりもいるのではないかという意見も出され、来期はこれまで以上に組合員拡大に力を入れ、次回大会は今期よりも多くの代議員が参加できる定期大会にしていこうと思います。

 また、大会実施後に札幌駅高架下の「ひゃくや」で懇親会を実施しました。研究林からの参加者の他、特に今回は新規加入組合員の方にたくさんご参加いただき、飲み放題終了まで話が全く尽きない盛り上がりでした!執行部ではリアル参加できる企画を今後も積極的に実施していく予定ですので、どうぞご参加をよろしくお願いいたします。